urawa stray sheep
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最近では音楽CDを買いに行く事も随分と少なくなってしまった。
10代~20代後半にかけては、所謂普通のCDショップで買うことの出来る、オフィシャルな物から、西新宿や御茶ノ水等で海賊版・ブートレッグまでしょっちゅう買っていた。 ブートレッグは違法である上に値段もチト高い(昔は、音も悪い)、それでも何故買うのかというと、収められているライブ音源の生々しさと、臨場感、迫力がとても魅力的だからだ(音は悪い)。 ~80年代半ばぐらいまでは、オフィシャルから出るライブ盤も生々しい、いかにもライブといった物が多かったのだが、それ以降は後から露骨に音をかぶせてあったり、加工してあるのが見え見えだったりするものが多く、「これじゃライブ盤と言えない」というものが多くなってしまったと思う。 ブートレッグの中に聞こえる、ギターのミスピッキングの音、観衆の発するしゃべり声、フラットするボーカリスト、時々笑ってしまうものもあるけど・・・ 後から、コーラスやギターソロを乗っけているようなものより、ずっとブートレッグの方が好きだった。 簡単に言えば、僕はライブそのものに完璧なだけの演奏なんて一つも求めていない、僕がライブに求めているのは、アーティストとオーディエンスがシンクロする瞬間のパワーであり、ライブ盤に求めているものは、在りのままの状態と、そこにあるパワーを感じることが出来るかという事だ。 異論はあるかもしれないけど、例えば僕は駒場における、西と東の声やチャントがズレなんて、なんとも思っていない、綺麗に重なって一つになる事は、それはそれで素晴らしいと思うけど、必要以上に意識することによってパワーダウンするのでは、本末転倒ではないかと思ってしまうことすらある。 僕達は、コーラス隊でもなければ、吟遊詩人でもない、合わせる事や、ミスする事ばかり考えていたら、本来出せるべきパワーが出せなくなってしまうのではないかと思ってしまう。 我々浦和のサポは、フットボールのスタジアムにおけるサウンドを作り出す術は十二分に持っていると思う、もっと「力」をスタジアムに残せるはずだ。 柏戦をビデオで見直している時、TVのスピーカーから流れてくる駒場スタジアム・ライブに、なんとなくそんな感想を覚えた。 いま、コレを書いている僕の部屋には、随分昔に買ったAC/DCのブートレッグが流れてる 解る人には、解るんだよねコレ アンガスに触発されて、こんな話書いてみました。 異論のある方は、ボン・スコットへ
by u-straysheep
| 2005-10-17 16:44
| URAWA REDS・・・
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