urawa stray sheep
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都内のあるタクシー会社に新入社員が入社すると 新入社員には運転席で運転をさせ、安全運転の為の指導員は助手席に座り 運転する新入社員に対して大声で叱責したり、集中を反らす様な事をワザとするとの事 酔っ払いや性質の悪いお客を乗せても、きっちりと安全運転を維持できる様に あえて悪い環境の中でタクシー運転手としての技能を高める為に そんな事をやっているなんて話を聞いたことがある。 教習所で運転が上手くても、実際の現場では通用しないこともあるって事ネ 「テクニックはあるが、サッカーが下手な日本人」松村尚登・著書 この本、結構個人的には楽しめました。 大きく分けると前半と後半になると思うのですが 前半は著者のバルセロナに渡り、その後のコーチとしての経験談と なんとなくどこかで少しずつ聞いた事のある様な話w 後半に入ってからガラッと替わってフットボールとは?に関わる少しだけ哲学的な話 ピリオダイゼーションなる哲学的理論 フットボールをパーツごとに細分化したがる趣向の強い日本人には(当然、僕も) 一つの面白いきっかけにはなるのかもしれない フットボールは「カオス(混沌?)」と「フラクタクル(自己相似)」にあり フットボール(世界における)実際の現状、実際のフットボールにおけるリアリズム それらを現実的に理解するところから始まり 日本人の理想とか、善良と思うとか、とは別の現実的なリアリズムをもって 現時のフットボールに内在するカオスに対し、常にフラクタクルをもって 習慣化をこころがけ常時の対応力を身につける・・・ 本文では、とても丁寧に解り易く書かれていると思う この手の本はあまりにもマニアックになり過ぎて、ちょっと付いていけなくなる事もあるけど この本は解り易い例があげられていたり、難しくなく溶け込めるように思う なんとなく 「最も強い者が生き残るのではない。最も賢い者が残るのでもない。 唯一生き残るのは変化(対応)する者である。」なんてダーウィンの言葉を思い出した。 結構、面白かった 追記 もしかしたら練習場でもスタジアムの中でも あまりに理路整然とし過ぎて ”混沌”からかけ離れてしまっているところは 日本のフットボールから必要な何かを奪ってしまっているのかもしれない 小学生のころから、ハイプレッシャーの中、野次やブーイング ホームとアウェイの違いを当たり前に経験できる・・・ 日本じゃ スタジアムの民度が高くて上品なPTAさんが許さないのだろうけど・・・
by u-straysheep
| 2009-06-15 19:46
| FOOTBALL
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