urawa stray sheep
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大宮ハタ・シネマ
子供の頃から何度この映画館で映画を観た事だろう 中学生の頃、僕は親からもらう昼飯代を浮かして 週末に映画館で過ごすことが良くあった 名作といわれるもの、下らないもの 当時、映画好きの友人と一緒に映画館に通っていた (この友人は、しばらく映画の仕事についていた) 初めて出来た彼女とも、よく一緒に映画を見にいった レンタルビデオ店が街に沢山できた時も DVDが安価で手に入る今も 映画館の大きなスクリーンで観る、映画が好きだ ただ最近はさいたま市内に出来たシネコンばかりで観ていた 正直、便利だしね 開館から30年、大宮ハタ・シネマが明日6月18日で閉館となる 僕は、なんとも言えない気持ちになる 最近は行っていなかったが・・・ 無くなるとなると、なんだかとっても寂しい 時代の流れ ちゃんと判っている 今日、僕は”さよなら特別上映”として上映された 「世界の中心で愛を叫ぶ」900円、観てきた 劇中の二人と僕は同い年 主役の朔太郎は、僕より1日だけ遅い生まれ 当時の僕と時代背景、なんとなく思い出しながら観ていた エンドロールが終わり席を立つとき もうこの映画館に来る事もないんだな、と考えながら映画館を出た 友人と今日観る映画の話をしながら、駅から歩いた 観終わった映画の感想を話しながら、彼女と家まで帰った そんな時間も映画を観る時の楽しみの一つだった 30年間、素晴らしい映画を、そして映画文化を教えてくれた 大宮ハタ・シネマのスタッフの方に、この場を借りて感謝したい 僕が映画という楽しみを持っているのは皆さんのおかげ 30年間本当にありがとうございます 子供の頃から何度この映画館で映画を観た事だろう さよなら、大宮ハタ・シネマ
by u-straysheep
| 2006-06-17 19:03
| 映画
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